活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

11/4 大郷無農薬交流田 脱穀・籾摺り

稲刈りから約1か月。

干された稲は乾き、積んだ時より茶色になっていました。
この日は脱穀です。参加者は4家族と、生き物調べで合流している大学生5名。雨が降る前に脱穀を終わらせよう!と気合が入ります。

ハーベスターの役割を説明する西塚さん

ハーベスターの役割を説明する西塚さん

脱穀するためのハーベスターが、刈取り後の交流田にドンと構えていました。このハーベスターに刈り取って乾してある稲を通すことで、稲穂の先にある米を稲から外すのが脱穀です。

乾かされた稲を運びます

乾かされた稲を運びます

大郷みどり会の西塚さんがハーベスターのスターターを廻しエンジンをかけると、40年使っているという年季の入った機械が大きな音を立てて動き出しました。手を巻き込むと大けがになってしまうので、作業そのものは西塚さんに任せます。
参加者は、稲刈りの日に乾した稲をハーベスターまで運び、脱穀を終えハーベスターから吐き出された稲わらをまとめていきます。ハーベスターに装着した袋に籾付きの米がザラザラと注がれるのを覗き込む子供たち。「植物」が「食糧」になっていく過程をこれほど間近で見られるのも、体験交流の醍醐味です。

ニコニコ楽しんでくれています

ニコニコ楽しんでくれています

親子で共同作業

親子で共同作業

どんどん脱穀され積み上げられていく稲わらにも、まだ取り残した米が付いています。今度は「宝探しだよ!」と子供たちをその気にさせて、取り切れていない籾を探す作業。

脱穀済の稲わらから、取り残した米を探す

脱穀済の稲わらから、取り残した米を探す

みんなでやったら、精米したら3合にはなろうかという量のお米が採れました。

ほら!脱穀されなかった米がこんなに!

ほら!脱穀されなかった米がこんなに!

それを加えた大きな袋を5つ軽トラックまで運び、みんなで記念撮影。収穫の喜びが溢れます。

記念撮影

記念撮影

場所を移して、籾摺りの見学です。

ライスセンターでみどり会の松野さんが待っていてくれました。「ここにある機械は、長い年月をかけて進化してきた技術の賜物です。農家の人の手だけでは、みんながお腹いっぱいになる食糧生産はできない。農家の人だけでなく、機械を設計する人や作る人などの知恵と技術が集まって、たくさんのお米を作り届ける事ができるんです」と松野さん。

籾摺の機械を見学します

籾摺の機械を見学します

早速、機械で籾摺りをし、自分たちの米が玄米になるのを見学しました。

猛暑を耐えて、実ったお米。今年の活動もこれで終わりです。間もなく、ホカホカご飯になって私たちのお腹を満たしてくれることでしょう。そして一年間の体験は、みなさんの「お米」を見る目を変えたに違いありません。あいコープはこれからも稲作の体験と生産者交流を続けていきます。

(担当理事)