今回でもう何度目になるか分からない位、見学にお邪魔している鎌田醤油さんですが、毎回新たな発見があり、専務のお話は時々脱線することもありつつ(笑)世の真理や生きるヒントがあったり、本当に楽しく学ばせていただいております。
今回は初めて醤油の仕込みを見せていただき、味覚・視覚・嗅覚・触覚・聴覚などフル活用の学びの場となりました。

原料のしろめ大豆

大豆と小麦を種麹と合わせ、3日間寝かせる
あれだけの量を一気に仕込み、「ここに数粒の納豆が混ざったら全部ダメ」とのお話。それはたとえ話なので実際には起こらないだろうけど、何かしらのミスや災害などの不測の事態が起これば、この全量がロスになってしまうというリスクをひしひしと感じることができました。

熟成中の醤油

熟成中の醤油のタンク
「うちは何も特別なことしてない」と、いつもさらりとおっしゃっていますが、食と農業の様々な問題を抱える昨今で厳選した材料を手に入れる苦労、手間暇かける大変さ、いろいろあるだろうと思います。

昭和30年頃から使用されている醤油の絞り機

回収率100%を目指して瓶を洗浄中
お醤油は和食のベースであり、私達が海外にも持っていきたくなるほどの「日本人のソウルフード」。
おまけに今流通しているのは「お醤油っぽいもの」がほとんどで、鎌田さんの醤油がなくなったら大変!「まんま通信」で鎌田さんの醤油を使ったものを全て×で消したらどうなるか…想像するのも怖いです。
「鎌田醤油さんはあいコープ組合員の命綱」そんな実感を新たにした、有意義な見学となりました。

鎌田専務ありがとうございました!
ご多忙な中、お時間いただきましてありがとうございました。次の見学ではどのようなお話が聞けるか、楽しみにしております。
(担当理事)