今年で6年目となるたねまきプロジェクト。
11月の収穫を終え無事来年の種を取ることができました。今回は最終回、お楽しみのお汁粉会です。
まずはスライドで5月からの活動をふりかえり、その後丹波大納言の選別を行いました。虫に食われているものや皮がむけているものを外して来年に残す種を選びます。
秋保ゆうきの会の渡辺さんからは「選ぶ時は色が薄かったり、皺が寄ったりしていても大丈夫。自分が来年に残したいなぁという豆を選んでください。きれいで大きな豆だけ選ぶのがいいわけじゃないんです。色が薄いって外したものが、もしかしたら長雨に強い個性を持っているかもしれない。多様な豆を残すことで、猛暑や長雨などの時に全滅しないで生き残れるんです。」とお話がありました。
たくさんの小豆を手分けし、頑張って選別しました。
その後はいよいよお楽しみのお汁粉タイム。岩手大納言と丹波大納言の2種類を食べ比べしました。
同じように作ったのに色や味がはっきり違うのには驚きでした。岩手は色が濃く甘みが強く感じ野趣溢れる味わい、丹波は色が薄めで優しく上品な味でした。
花見糖でじっくり煮て庄内協同ファームさんの有機切り餅を入れて最高に美味しいお汁粉でした!自分たちで育てた小豆はなおさら格別の味。みんな笑顔の楽しい時間でした。
参加のみなさんからは「夏の草取りを体験して農家さんの大変さを実感した」「小豆が種だって初めて知った」「虫をとったり、土に触れたり、子どもにいい経験をさせることができた」などの感想をいただきました。
来年も、そしてこれから10年、20年と種を取り続けていけますように!
(担当理事)