縫って作って調理して試食してみませんか?をテーマに、女川町まちなか交流館で開催された「女川から未来をひらく夏の文化祭」に鍋布団ワークショップ担当として参加してきました。
鍋布団ワークショップには、省エネルギーに関心を持っていただいた12名の方が参加してくださいました。
自分で好きな鍋布団キットや糸選びから始まりワクワク感が高まります。
鍋布団は保温だけではなく、保冷剤を入れておけば1日冷蔵庫変わりになり冷蔵庫の開閉も減り節電にも繋がります。
みなさん和気あいあいと縫い進めていらっしゃいました。
途中で鍋布団を使い調理したカレーのランチ会も。
沸騰したら鍋布団に包むだけ、旨味と栄養分も損なわずに出来上がったカレーとご飯の美味しさに笑顔が広がりました。
ランチ後、1針1針みなさん丁寧に縫い、自分だけの鍋布団を作りました。
「我が家は時間差で家族が食事をするので保温がありがたい」、「震災の中でも役立つね」などの感想をいただきました。
文化祭の実行委員長である、お絵描きつっちー先生こと土屋聡さんが「鍋布団を抱きかかえてスキップして帰る人を見た。いいなぁって思った。作るのっていいよね。しかも皆で縫うって最高だよね。」と当時の楽しさが伝わるブログを書いて下さりました。
当日はのろのろ台風が九州に接近し猛威をふるっていた中での開催だった事もあり、震災という痛みを知る私たちだからこそ出る言葉に重みを感じました。
文化祭のチラシの言葉「みんなが交わり広がる 未来をひらく文化の祭り」とあり、本当にその通りの日になったのではないかと参加できた事に感謝する日になりました。
(担当理事)