活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

9/16 鎌田醤油見学会~石巻地区委員会で行ってきました

朝食はごはん派、我が家の食卓に欠かせないのが味噌。

そして今年度、我が石巻地区の担当PB(プライベートブランド)は鎌田味噌醤油(以下、鎌田さん)の「仙台みそ」「米こうじみそ」。

味噌のこともっと知りたい!そんな熱い想いを持った地区委員さん達親子で鎌田さんの味噌工場へ見学に行きました。

鎌田さんは約180年前から味噌や醤油を製造している老舗。多くの委員さん達がこの日を楽しみにしていました。

まず鎌田専務から、味噌の原料について説明がありました。

味噌の原料を説明する鎌田専務

味噌の原料を説明する鎌田専務

国産大豆は県内産シロメ大豆。麹はあいコープでおなじみ、大郷グリーンファーマーズの産直米をせいろで蒸したものです。
塩ももちろん国産。あいコープで扱うのは「仙台みそ」「米こうじみそ」ですが同じ原料から作られています。

大豆の旨味がそのまま伝わる「仙台みそ」は、蒸した大豆と米麹を混ぜ、蔵で6~8カ月熟成させたもの。

一方、麹の甘さやおいしさが感じられドレッシングにもおすすめ「米こうじみそ」は、麹の割合が多く、2~3カ月熟成させたもの。

大豆を煮て蒸す仙台みそと違い、煮て茹でこぼしてから蒸し上げる違いがあるそうです。

大きなクレーンの力も借りて

大きなクレーンの力も借りて

次に大きなクレーンが味噌の天地返しを兼ね、3tから1tのタンクに移し替える様子や、小袋に詰める前、スコップを使ってタンクから丁寧に移し替える作業も見学しました。

スコップで移し替えています

スコップで移し替えています

年間300tの味噌を作るそうですが、重機の力だけに頼るのではなく、確かな原料と従業員さん達の気持ちのこもった作業がおいしい理由なんだなと改めて思いました。

鎌田専務からは米麹を作る「麹菌」が日本の「国菌」というお話を聞き、味噌は昔から続く貴重なもので、日本食文化の礎を築いてきたことに思いを巡らせました。

ふと頭上を見ると太い梁、何回も手直ししているという建物。ここにも鎌田さんが大切に受け継いでこられた歴史をしみじみと感じました。

次回はぜひ味噌の仕込み風景を見学したいです。

(担当理事)