活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

10/27バケツ稲選手権脱穀&表彰式

この日が近づき、準備していて思い出した。そうだ、このバケツ稲は収穫量を競う「選手権」だったことを…。

ここ最近、夏の猛暑対策からか学校や幼稚園行事がこの時期に集中し、参加できない家族も多い中、それでも9家族が集まりました。
収穫を終えたバケツの土も、この日はさまの達徳さん(LINEネーム「たっつ先生」)が回収してくれることから、たっつ先生の車の荷台にプリンのように次々と並べられていきます。

根は口ほどにものを言う

根は口ほどにものを言う

たっつ先生は「土を見ると稲の育ち方がわかる」と言い、それぞれの根の状態を説明してくれました。
決してマイナスのことは言わず、どのバケツも「がんばったねー」と褒めていたわる様子に、たっつ先生の自然や生命に対する愛情深さを感じました。

人がそろったところで脱穀のやり方を説明し、それぞれ家族ごとに作業を始めます。

いざ刈り取り!

いざ刈り取り!

まず茎の数を数えて記録してから、割り箸に稲穂を挟み、しごくことでボウルにパラパラ…とモミが落ちます。

割りばしを使って大事に脱穀

割りばしを使って大事に脱穀

「こぼれてるよ!拾って!」一粒一粒大事なモミ、食糧としても、グラムを競う戦いとしても、です(笑)

脱穀作業楽しんでくれてるみたい

脱穀作業楽しんでくれてるみたい

お子さんたちが元気に脱穀、大人たちが必死に拾い集める、なんともほほえましい光景です。

見守るたっつ先生のスマイル最高

見守るたっつ先生のスマイル最高

脱穀も佳境に入ってから「あ、牛乳パックがあった!」スタッフ、気づくのが遅くてスミマセン!

牛乳パック使える!

牛乳パック使える!

たっつ先生が使い方をレクチャーすると「この方が飛び散らない!いいね!」と持ってきた家族は牛乳パックにシフト。脱穀が終わったら計量をして、籾摺り機にかけます。パラパラと落ちてくると「これが玄米だよー」稲が食卓のお米になるまでは、さらに精米をする必要があります。

もみすり機ってスゴイ!

もみすり機ってスゴイ!

お米は消費者のもとに届くまでたくさんの手間がかかる、それも実感できました。

1家族で複数のバケツを育てたり、預かってきた人もいる中、きちんと「ひとつのバケツごとに計量」してランキングをし、上位3つまでが表彰されました。

おめでとう!一等賞!

おめでとう!一等賞!

一位を獲得された方は「夫が頑張って育てたバケツが1位になって嬉しい!本人仕事で来られなかったけど喜びます!」ととても嬉しそう。みんなから拍手がわきます。

やった!お米だー!

やった!お米だー!

2位3位までが表彰され、はさま自然村からの賞品が手渡されました。3位と4位の差はなんと1グラム!残念そうだったお子さんの顔が忘れられません。ぜひ来年も参加してね。経験を重ねて「バケツ稲マイスター」になって、たっつ先生の助手になってくれたら嬉しいなあ。

最後に記念にみんなでパチリ。この日参加できなかった方々も、各ご家庭でうまく脱穀できて、食卓に上っていますように。

記念に1枚、集合写真♪

記念に1枚、集合写真♪

バケツの中で繰り広げられた小さな田んぼの世界が、農業のこと、食のこと、自然環境のこと、様々な気づきのきっかけとなりますように。参加者の皆さま、ここまで大変お疲れさまでした!
たっつ先生はじめ、はさまの生産者の皆さま、大変お世話になりました。来年また交流会でお会いできるのを楽しみにしております!バケツさんもお疲れさまでしたー!

(担当理事)