今年度、石巻地区PB学習テーマは鎌田味噌醤油(以下、鎌田さん)の「仙台みそ」「米こうじみそ」。
9月に続き今回は味噌の仕込み風景を見学しました。
鎌田専務から見せていただいたのは「仙台みそ」作りの工程。
蒸した大豆、せいろで蒸したお米(米麹)、塩それぞれのレーンがあり滑り台のように登った先で混ざるしくみです。

おいしい味噌になる旅へ出ていきます
「仙台みそ」「米こうじみそ」は同じ原料なのですが使う大豆の仕様が違い、仙台みそは蒸した大豆、米こうじみそは煮て茹でこぼしてから蒸し上げた大豆を使うとのこと。

大豆・麹・塩を入れる割合は機械で管理します
また仙台みそは大豆10に対して麹8・こうじみそは12使用と鎌田専務から説明がありました。
「味見をどうぞ」とのことで米麹を味見すると噛めば噛むほど甘い。ごはんと同じくでんぷん質が唾液と反応するのですね。

米麹を味わう地区委員
機械が動き出すと、ざっと混ざった原料をスタッフが手早く均等にならし、絞り機へ向かうレーンへ送り込み。

混ざった原料を手早くならす味噌職人さん
次第に味噌らしくなってきた原料(味もだいぶ味噌)は勢い良く絞り機から押し出され、タンクに続くレーンを登っていきました。

上ったレーンの先は味噌タンク
味噌タンクは温かい蔵に運び、菌の力で発酵、酵素の力で分解・・を繰り返し「米こうじ味噌」は2~3か月、「仙台みそ」は6~8か月熟成させます。

ほんのりあったか味噌タンク
タンクに触れるとほんのり温かくて味噌の息づかいが聞こえてくるようでした。
2回の見学をとおして、良質な原材料がしっかり管理されゆっくり時間をかけておいしい味噌になることを学ばせていただきました。

地区委員手作りの味噌おやつ
来年2月、石巻地区で味噌フォーラム(商品学習会)を開催します。
参加者と交流しつつ楽しく学べる会にしようと地区委員達の意気込みはバッチリ!ご参加お待ちしています。
(担当理事)