3月の剪定から8か月が経ち、天童のりんご園地には真っ赤に実ったりんごが収穫を待っていました。
待ち焦がれた収穫の日、7家族17名のオーナーが今年最後の活動を行いました。
今年のりんごは大玉で、まるで特別な品種のよう。

収穫のしかたを説明
生産者の片桐完一さん(天童果実同志会会長)に収穫のしかたを教わって、かごを片手にりんごの木の下へ。青い空と緑の葉と紅い実のコントラストが美しく、気持ちが晴れ晴れします。

1つ1つ丁寧に収穫
参加者は丁寧に一つ一つりんごをもいでいきました。

高いところも脚立に上って収穫
肩に掛けたかごがいっぱいになると、選別してくれる生産者さんのところへ運びコンテナに移し替えます。小さなお子さんも家族と一緒にりんごを運びました。

小さな子は運ぶのをお手伝い
今年も無事、ネオニコチノイド系農薬不使用で収穫を迎えることができました。
このオーナー活動は、気候変動も相まって年々難しくなるネオニコフリー栽培りんごを絶やしてはいけないと、227名のオーナーが3000円ずつ出資して生産者を支え、3本のりんごの木をお借りして農業体験するというものです。
11年前に「やってみっぺし(やってみよう)」と挑戦を始めたあいコープと天童果実同志会の想いが、今も続いている証の園地です。
みんなのお楽しみとして、遮光シールを貼り柄入りのりんごに挑戦しましたが、うまくいかなかったものもありました。

生産者さんがお届けできるりんごを選別
3本の木から収穫した総量はおよそ450キロ。
実にシールを貼った秋にもまだ日差しが強すぎたせいで、焼けてしまい、そこから傷んでしまうのです。こんなことは数年前はなかったことで、短期間でいかに気候が変わったかを物語ります。
それでもキレイに柄の入ったりんごに一同感嘆の声を上げながら楽しく収穫の時間を過ごしました。

青空と紅いりんごが綺麗
作業の終わりに、みんなで山形芋煮を食べて収穫祭です。

芋煮を食べて収穫祭
生産者さんから一年の振り返りのお話を聞き、熱いくらいの陽射しの中、今年の活動を振り返りました。

一年を楽しく振り返る
227名のオーナーには翌々週の配送でお届けとなり、「蜜が入って美味しかった」「今年も恵みをいただけたことに感謝」「ネオニコフリー栽培を続けましょう」とあたたかなメッセージが続々と寄せられています。来年もきっとまた新たなオーナーが園地を訪れ生産者と共に、人にも環境にも優しいりんご作りに励むことでしょう。

今年も天童の生産者さんに感謝
今年も一年間の応援ありがとうございました!
(担当理事)