脱原発エネルギーシフト委員会では、「原発事故のことや放射能のことって学校では教えられないよね」という話を聞いたことがきっかけで、昨年に引き続き「こどもに原発事故を伝える会」を開催しました。
まずはじめに、原発事故を伝える絵本の読み聞かせを行いました。1冊目は福島県の詩人和合亮一さんの詩が絵本になった「はしるってなに」です。
原発事故により故郷を離れた少年のこと心の成長を描いています。
2冊目は「希望の牧場」です。(意味があってもなくてもおれはこの牛たちと一緒にいる)と覚悟を決めた牛飼いの話です。

脱原委員みんなで絵本を読みました
脱原委員会のメンバーは、ひとつひとつの言葉(セリフ)を思いを込めて輪読しました。

原発事故ってどうして起きたの?原発委員が説明しました
次に「原発事故はどんなふうにおきて、どうなったの?」をテーマに、パワーポイントを使い、途中質問を投げかけながら説明をしました。
廃炉や大量の放射性廃棄物等、山積する課題は次世代に残さざる得ないこと、そして原発のない社会のために頑張っている大人もいることを伝えました。

講師の飛田さん
最後は福島の写真家・飛田晋秀さんのお話を聞きました。カメラと線量計を持ち福島県内被災地通いは140回を数え、13年たっても原発事故は決して終わっていないと強調する飛田さんは怒りを滲ませていました。
会場内では飛田さんの撮影した写真展示も行いました。

飛田さんの写真は多くのことを語ります

こどもも写真に見入っています
和やかな雰囲気とことの本質に触れた緊張感とが混ざりあい、参加してくれたこどもたちとともに貴重なひとときを過ごすことが出来ました。
(脱原発エネルギーシフト委員)