私たちは、生活協同組合あいコープみやぎの「脱原発エネルギーシフト委員会」で、エネルギーのあり方を学び、地域の再生可能エネルギーの取り組みを応援しています。
その一環として、10月5日に伊具郡丸森町のひっぽ電力と、福島県飯館村にある放射能をテーマにした展示施設「図図倉庫」(ずっと倉庫)を見学しました。

ひっぽ復興発電所1号機
廃校になった旧筆甫中学校の校庭跡地を活用し、地区内外の多くの皆様の応援資金によって建設された「ひっぽ復興発電所1号機」の見学
筆甫電力では、設立当初にメンバーが残したメッセージがソーラーパネル裏にあり、地域の思いが今も息づいていることに感動しました。

ずっと倉庫で放射能の話しを聞く委員会メンバー
発電制御による収入減の中でも、除草作業などで雇用を生み出している姿に、地域に根差した持続可能な取り組みを感じました。
図図倉庫では、放射線を視覚化する装置や、除染の現実を芸術的に表現した展示に触れ、放射能の本質と向き合う大切さを改めて実感しました。

「図図倉庫」の中にあるコワーキングスペース。
断熱材として籾殻の活用や、仮設住宅で使っていた材の利活用など、新しい建築の実験がおこなわれている
自然界の放射線と人為的な放射能の違いを理解し、原発に頼らない社会の必要性を強く感じた一日でした。

ひっぽ復興発電所3号
「ひっぽ復興発電所3号」は地区内中心部より除去された汚染土の仮置場建設によって埋め立てられた土地を活用して建設されています。
筆甫の静かな山里に、未来への希望を見た気がします。
(脱原エネシフ委員)


