この写真↓は、あいちゃん牧場で飼料米を食べて育った豚です。
間もなく出荷されますが、”まるまる”としていることが写真でも分かると思います。
しかし!
市場での価値はどうなるか分かりません。
実は、市場での評価基準は【食べて美味しい基準】ではないのです(@0@)!
たとえば…
・体重が110キロを超えるとマイナス
・脂が少しでも黄ばんでいるとマイナス(「米ぬか」で脂が黄ばむことがある)
など、見た目での流通基準が優先しています。これは問題ですよね。
ことろで、話をタイトルの飼料米に戻しましょう(^_^;
あい豚会が購入している「配合飼料」(豚のえさ)には、すでに、田尻地区で取れた飼料米が配合されていますが、
あいちゃん牧場では、これにさらに米を加えています。
一般的な「配合飼料」は、全体のうち60%がコーン(ほぼ輸入)です。
あいちゃん牧場では、その半分を米に置き換えているので、結果、全体の30%が米となっています。(2011年2月現在)
飼料を全面的に海外に依存している日本の畜産にとって、自給率を上げるには、「米」を飼料にすることが大きな課題になります。
現在、日本では、コーンを1600万トンも輸入しています。
これを、耕作放棄地や転作田(100万haもある!)で飼料米を栽培し、1000万トンを自給出来れば、
自給率は大幅に改善されます。
さらに、米作りが維持され、美しい田園も保存されるのではないでしょうか?