活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

3/10 冬の天童でやっぺし!りんご園地見学ツアー

3月10日。組合員さんたちとともに、冬のやっぺしりんご園地を見学してきました。

あいコープのネオニコチノイド系農薬削減の取り組みを写真などでおさらいしつつ、バスで天童へ。

りんご園地では、天童果実同志会のみなさんが迎えてくださいました。
天童果実同志会のみなさんが迎えてくださいました

完一さんが説明してくださいました。
完一さんの説明

冬から春先にかけての、りんご園地の冬仕事は「剪定」。
「果樹は剪定で良し悪しが決まる」というほど、剪定は大切な作業です。

暖冬で雪こそありませんでしたが、広い園地にただ1人、木と向き合う仕事が剪定。
風通し、日当たり、作業効率、等を考え枝を落としていきますが、最も大切なことは「良い花芽」を見分けて残すこと。ベテランになっても、う~んと悩めば1日1本、悩まなくとも3本剪定できれば良いそうです。

1本、1本、地道な作業が、秋の美味しい実りに繋がります。

枝を見ながら、剪定についてや、虫や病気の様子を説明していただきました。
枝を見ながら説明

公民館に場所を移し、持参のおにぎりと用意していただいた暖かい汁ものをいただきながら、やっぺしりんごの取り組みと問題点の報告会です。

この地域で蕎麦のつけ汁として食べられているという山菜がたくさん入ったお汁と、お手製のお漬物をいただきました!
山菜汁とお漬物
おいしかったです!!!

片桐道也さんから、ネオニコ排除の取り組みと問題点の報告。
片桐道也さんの報告

2016年のりんごにとって、心配な報告もありました。
本来冬の寒さで越冬できない害虫が、暖冬でぬくぬくと生き延び、例年にない害虫の被害があるかもしれないとのことです。
今後も注意してみていかなければなりません。

2016年の見通しを報告する片桐謙二さん。
片桐謙二さんの報告

やっぺりりんごオーナー基金から、研究費と応援メッセージの贈呈も行いました。
研究費と応援メッセージの贈呈

参加された方からは
「実際に枝を見ながら虫や病気の様子を聞くと、説得力がありました」
「30年前にも交流に来たことがあり、当時の生産者に後継者が育っていて嬉しかった」
などの感想が届きました。

春先のりんご園地で記念撮影♪
春先のりんご園地で記念撮影

参加していただいたみなさん、天童の皆さん、ありがとうございました。
今後もやっぺしりんごの報告を随時行う予定です。

(商品部 千葉)