綿などの天然素材の布に、溶かしたミツロウをコーティングして、おにぎりやサンドイッチを包んだり、器に被せて蓋代わりにしたりと、使い捨てラップとは違い繰り返し洗って使える「エコラップ」を作りました。
今回「みつろうエコラップ」に使用するミツロウは、太白区でニホンミツバチの養蜂をされている大竹英次さんより提供して頂きました。
太白区でニホンミツバチの養蜂をされている大竹さん
大竹さんから、ミツバチの特性やニホンミツバチとセイヨウミツバチの違い、稲につくカメムシの防除に使われるネオニコチノイド系農薬がミツバチに与える影響などについて詳しくお話し頂きました。
蜂が作ったばかりの蜂の巣(ミツロウ)は、最初は真っ白!
春休み中のお子さんの参加もあって、大竹さんが持って来て下さった巣箱やハチの標本に興味深々な様子で見入っていました。
貴重なニホンミツバチのはちみつ
お話の後は、ミツロウラップ作りに挑戦。
溶かしたミツロウに抗菌作用があるホホバオイルを混ぜてお気に入りの柄の布にぬり、アイロンでのばしていきます。
ミツロウにホホバオイルを混ぜてお気に入りの布にぬる
ボクもがんばる!
アイロンでのばす
10分ほど乾かせば完成!
最近では使い捨てプラスチックが環境に負荷をあたえる事から、世界で問題視されています。
あいコープでも4月から卵パックをプラから100%リサイクルできる紙パックに変更しました。今後もプラ包材などを少しでもなくせる様、取り組んでいきたいと思います。
エコラップ作りを通して、組合員のみなさんの考えるきっかけになって頂けたら幸いです。
大竹さんの本業はお茶屋さんということで、おいしいお茶の淹れ方も教えていただきながら、参加のみなさんと会話に華が咲いていました。
参加者の方からは
「ニホン、セイヨウミツバチの違いからネオ二コ農薬まで幅広くお話しいただき、勉強になりました。」
「みつろうラップは以前から作りたいと思っていたので、作り方もわかりよかったです。」
との感想を頂きました。
ご参加いただいたみなさま、大竹さん、ありがとうございました。
(担当理事)