農薬を減らした果樹栽培に挑戦し続けてくださる天童の産地へ理事、地区委員、職員7名が訪問しました。
ネオニコチノイド系農薬不使用の「やっぺしリンゴ」へのチャレンジから10年近く経過。組合員によるオーナー制からスタートし、雹被害や黒星病被害時にも分かって食べる応援を続けて来ました。
最近の温暖化による降水量の増加や、今までに東北に居なかった害虫対策など、園地で聞いた片桐寛一代表の「虫との共存が難しくなっている」という言葉や様々な対策のためのご苦労には頭が下がる思いでした。
そして、農薬を使わなければ木が持たない状況にあることが園地に行ったからこそよく解りました。
それでも、慣行栽培基準の半分に抑えて育ててくださっています。
私たち組合員は、生産者の生活を丸ごと支えるという基本がなければ、安全安心の食べ物を求めるだけでは成り立ちません。
ネオニコ農薬に類似する新しい農薬や、ゲノム編集を用いたRNA農薬など、様々な農薬の出現にアンテナを張りながら、あいコープの農作物新栽培区分の改訂へと進んでいきます。
りんご園地視察は第2陣と続きます。ご協力頂いた天童の生産者の皆さま、ありがとうございました。
(担当理事)