活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

8/21 バケツ稲選手権番外編・はさま交流会

田んぼの緑と青空が目にまぶしい夏休み終盤の日曜日、バケツ稲のサポートをしてくれているはさま自然村を訪れ、産地交流してきました!

無農薬ササニシキ田んぼを見学

無農薬ササニシキ田んぼを見学

「田んぼや山や北上川など登米の豊かな自然をめいっぱい感じてほしい」そう話す菅原達徳さんの案内により、まずは10年以上無農薬で育てているササニシキの田んぼを見学。

穂が出てるー!

穂が出てるー!

ほとんどの参加者が無農薬の田んぼを間近で見るのは初めてとのことで、雑草と生き物がたくさん共存している田んぼに興味津々。

無農薬にすることでクモやトンボなどの捕食者が増え、生態系のバランスが取れてカメムシが減るそうです。「雑草も虫たちにとっては住みかであり、ねぐら。隣の畑を全部除草しちゃうと仕方なく野菜に来ちゃって、かじっちゃう(笑)除草はやらなすぎも、やりすぎてもよくない。バランスが大事」なるほどー!そう話す達徳さんがふと田んぼに目をやると、何と稲穂に花が…!

奇跡のようなタイミングで花が!

奇跡のようなタイミングで花が!

みんなでカメラを起動させますが、小さな花は写真のピント合わせるのが大変(++)稲の花の寿命は短いので、まさに奇跡的な出会い!とても貴重な体験ができました。

参加者からは次々に質問が。

参加者からは次々に質問が。

田んぼのあとは、畑へ移動。10kmほどの移動中、参加の皆さんは達徳さんのもくろみ通り、広い田んぼと北上川を堪能してくれたでしょうか(笑)

芳賀さんの畑で収穫体験

芳賀さんの畑で収穫体験

到着した芳賀さんの畑は、この日のために収穫を残してくれていたそうで、それぞれ家族で移動しながら立派なオクラやキュウリを紙袋いっぱいに収穫。

立派なオクラをチョッキン!

立派なオクラをチョッキン!

夏空のこの日の様子からは想像もつきませんが、先日の大雨冠水被害はこの畑にもあったそうで「山から流れてくる雨の量が尋常じゃなかったから、川に流れず溜まってしまってね…」と。

同じ場所、7月の冠水被害。

同じ場所、7月の冠水被害。

写真を見せてもらうと確かにこの場所。野菜は水をかぶると痛みやすく、はさま自然村でもいろいろ被害があったそうです。毎年変わる気候や自然災害の頻度が上がる昨今、必死に対応しながら私達の望む「安全で美味しいお米や野菜を届けたい」と言ってくれる生産者さん達がいてくれてこその毎日の食卓だということを再認識し、感謝で胸が熱くなります。

近くの集会所に移動し、そこで改めて自己紹介とバケツ稲の近況報告を。失敗かな?と不安がる参加者に達徳さんや芳賀さんから的確なアドバイスと「まだ大丈夫」との心強いフォロー。さらに「虫?鳥?葉っぱの先が無くなってるのだけど、何にやられたんでしょう」「えっ?イナゴとも違うみたいだし…」「一体犯人は何だ?夏のミステリーだね(笑)」と笑い合ったり、お互い顔を合わせての交流って、いつものオープンチャットでのメッセージのやり取りとはまた違って、やっぱり楽しい!

ようやく叶った交流の記念に♫

ようやく叶った交流の記念に♫

これからバケツ稲は稔りのゴールに向けてラストスパートです。交流後オープンチャットには「穂が出ました!」という写真が寄せられ始めました。今回参加できなかった方も、他の方の写真やコメントも参考になさって、10/29の脱穀・もみすり当日まで、優勝目指してがんばりましょう!ご参加いただいた皆様、はさまの達徳さん、芳賀さん、ありがとうございました♪

(担当理事)