活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

4/18 しおさい地区定例会

毎年菜の花の咲くこの時期、あいコープみやぎでは遺伝子組み換えナタネ(以下、GM)調査をしています。

遺伝子組み換えとは、生物の「種」の壁を越えて異なる遺伝子を組み込んだもの。
動物の遺伝子を植物に、そして植物の遺伝子を動物に組み入れたものが実際に作り出されており、常識では考えらない不自然なことが見過ごされています。
海外から輸入された除草剤に耐性を持つGMナタネが輸送される中でこぼれ落ち、自生や交雑している状況が日本各地の港で確認されているとのこと。

この問題を身近に感じてもらう機会にしたく、今年もしおさい地区では近くで見かけた菜の花を持ちより、GMナタネ調査を行いました。
昨年に続き委員さんにレクチャーをしてくださるのは石巻地区のT理事です。

菜の花先生ことT理事のレクチャー

菜の花先生ことT理事のレクチャー

まず、葉の付き方や形態からナタネの種類を見分けます。
日本に多くみられるのは葉が完全に茎を抱く在来ナタネで、それに対し調査対象となるのは葉が少し茎を抱くセイヨウナタネ。

今回持ち寄った3検体はセイヨウナタネ、在来ナタネと葉がギザギザのからし菜系のものでした。

葉っぱを爪楊枝の先で潰します。

葉っぱを爪楊枝の先で潰します。

葉っぱを取り試験用のチューブに入れ、爪楊枝で葉を潰し、精製水で薄めた緑色の液に2種類の検査紙を漬けます。
これでグリホサートとグルホシネートという各農薬に耐性があるナタネか否かを見分けるのです。

結果を見せ合う地区委員

結果を見せ合う地区委員

少し時間を置くと1本線が出現、今回の検体はすべて陰性であると分かりました。アブラナ系の植物は交雑しやすいので注意が必要とのこと。

2本線(陽性)確認できずホッ

2本線(陽性)確認できずホッ

毎年行う小さな取り組みですが続けていくことが大切だと感じます。

GM問題に加え、T理事からはゲノム編集食品問題についてもお話しいただきました。
狙った遺伝子だけを改変し、既存のものより優れた能力の個体を作るという技術のようですが、本当にそれだけなのでしょうか?

人間の都合で遺伝子を壊し、性質を変えてしまったのに、これまでの作物と見分けがつかず安全性も証明されていません。
そのような食べ物、私達は必要としていないと声をあげるべきとの辻さんの熱意が委員さんにも伝わってきました。

初めて聞く話に驚く委員さんもいて大変学びの多い時間となりました。

鍋布団でご飯を炊いてみました

鍋布団でご飯を炊いてみました

お昼ごはんはあいコープPBあいシテルシリーズから、鍋布団で炊いたまいらぶ米(トライ・げんきまる)に産直豚バラ肉角煮ののっけもり。

本日の献立にはあいコープのプライベートブランド商品がいっぱい!

本日の献立にはあいコープのプライベートブランド商品がいっぱい!

鎌田さんの仙台みそを溶いた具だくさん味噌汁には菅野さんのもめん豆腐、あいコープの手揚げをプラス。

あいシテル6つのやくそく(※)とおいしさも確認しつつみんなで囲むご飯はとてもおいしかったです。

※あいシテル6つのやくそく
1.作り手と食べ手の信頼から生み出された商品をお届けします。
2.日本の食と農を守るために、主原料国産100%にこだわります。
3.化学調味料を一切使用せず、豊かな味覚を育みます。
4.素材と製法を吟味し、可能な限り添加物には頼りません。
5.できる限り遺伝子組み換え作物由来の原料は使用しません。
6.人にも環境にも優しい商品づくりを追求します。

食後は石けん歯磨き粉のお試し。まだ使ったことのない商品を手に取り、風味や使い心地も自由に体験しました。
自分達の身体や地球環境にもっと目を向けるきっかけとなるよう、今後も石けんについて学びを深めたいと思います。

楽しくおしゃべりしながら名札作り

楽しくおしゃべりしながら名札作り

今年度初の定例会は盛りだくさんで充実した時間でした。桜の木の枝に手を加え、各自でオリジナルの素敵な名札も作りましたのでこちらも楽しみに。

手作り名札

手作り名札

しおさい地区の企画にどうぞご参加ください。

(担当理事)