今日は子ども達にとって待ちに待った生き物調べの日。みんなの思いが通じたのか、雨の天気予報もうって変わってピカ晴れのいい天気となりました。
無農薬のトライ田んぼですから、いろんな生き物がいるに違いない!期待が高まります。
今年も、むかいいきもの研究所の「むかっち先生」こと向井康夫先生にお越しいただき、生き物の採取方法や観察の仕方を教えてもらいました。
まずはみんな網を持って田んぼの水をすくうように生き物をかごに集めます。
カエルやアメンボ、蜘蛛、ドジョウ、ザリガニ…などなど目に見える生き物もいろいろいますが、見えないものもたくさんいそうな予感。
次は田んぼ近くの公民館に移動して生き物の観察です。
取ってきた田んぼ水をトレーに移し替え、目視で生き物をより分けます。よーく見ないと気づかないような小さな生き物も、じーっとみていると見えてきます。
これをむかっち先生手作りの観察道具(ライトがついたルーペやスポンジのついた監察台?など)を使って観察です。
ごま粒より小さい虫も光るルーペではっきり見えるとあちこちから歓声が上がりました。
ウスバカゲロウ、アオモンイトトンボ、ミジンコ、ガムシなどなどみんなが見つけた生き物は21種類にもなりました。
こどものみならず大人も先生も夢中になって観察し、2時間はあっという間に過ぎました。
最後に先生からのお言葉「田んぼがどんどん減っているけど、そうするとこの生き物たちは生きていけなくなる。みんなでお米を食べて田んぼを守っていこう。」は子どもたちにも響いたようです。人間も虫たちも同じ地球の仲間、住処を奪うことなく共に生きたいなと思いました。
(担当理事)