今年のPB学習テーマを「平飼いこめたまご」としている青葉AB地区では、産地のひとつである山形の米沢郷牧場へ見学に行ってきました。
自社配合飼料は、BM活性水を使い丁度良く乳酸発酵されていて、甘酸っぱく食べられそうな匂いでした。
飼料の米もぬかも地元調達されていて、地元の活性化にもつながっていると感じました。
鶏舎のある小菅農場では、たまごのお話を伺いました。
鶏は成熟してくるとしっかりとした卵を産めるようになると伺い、配達で届けていただくたまごが余計に愛おしくなりました。
市場ではオレンジ色の黄身の卵が人気だが、こめたまごは着色するものは入れないので、きれいなレモンイエロー。
鳥インフルエンザや衛生のために、肉のにわとりと卵のにわとりは同じ農場では飼わないことを伺い、だから農場が宮城と山形と離れているのだと理解できました。
しっかりと消毒をし、いざ鶏舎へ。「にわとりは驚きやすいので大きな声は出さないでください」と言われ、大人も子供もそーっと入ります。
もみがらが敷かれた広い開放鶏舎は臭いがしない!なにより、ぷりっとふっくらした艶のあ る体つきをした鶏たちがとっても元気で、私たちを見つけると気になるのか網ぎりぎりまで寄ってくるのです。
よく見る鶏のイメージではない事に驚きました。とにかくかわいらしいのです。
止まり木には最初はとまれないので人が乗せて教えると聞きびっくり。産卵箱には産卵したい鶏、なんとなく休みたい鶏、入っているのにそこに入ろうとする鶏、個性も色々で見ていて飽きませんでした。
鶏は明るいうちしかたまごを産まないことも初めて知りました。
鶏糞は地域の田畑で肥料にされるなど無駄なく循環型農業をされていました。福祉施設からのパック詰めに来てもらうなどもされていてすばらしいなと感動。
何よりにわとりを見つめるまなざしの温かい伊藤代表や、にこにこ笑顔のおだやかなスタッフのみなさんが米沢郷牧場の環境の良さを物語っていると感じました。
(担当理事)