暑さが予想される中、熱中症対策をして園地に集合したオーナーの皆さん、そしてあいコープ職員によるコアサイクル(職員が生産者と現場を知り、商品を知り、組合員と共有し次世代へつなぐための取り組み)チームのメンバーですが、園地は風があり、思ったより快適。
今回は剪定、花摘みに続く3回目、余分な実を落とす摘果作業です。
前回余分な花を落としましたが、落としきれなかった部分などから密集して実り始める実があります。
これを良いりんごになる物だけを残し落としていくのが摘果作業です。

生産者の説明を聞くあいコープ職員
天童果実同志会の会長、伊藤洋平さんからやり方を教わり、園地に広がると、みなさんパチンパチンと摘果バサミを動かし実を落としていきました。
花摘みの時に説明された霜の被害の結果がよくわかります。

摘果前
本来真ん中の花を実にするのがセオリーですが、真ん中の花が霜でやられて受粉できていない場合、周りの花を残しました。

摘果後
それが実になると小さかったり歪だったりします。それでもその中で一番よさそうなものをスピーディに判断して行くのです。
考えこんだら仕事が終わりません。このスピードも生産者の凄さを感じるポイントでした。

コンフューザーの取り付け方説明
今回は、虫の被害を減らすため「コンフューザー」という薬のしみ込んだ紐を枝にかけていく作業もしました。
薬は作物には影響せず、虫が交尾したと勘違いする匂いだけを放ちます。
これによって虫が繁殖するの抑え、減らすという具合です。園地の木全体にまんべんなく設置していきました。

「自分のりんご」の枝に目印を結ぶ
最後に隣にあるさくらんぼのハウスの中へ。
本来なら黄色から赤へと色づいていく途中の実が鈴なりに!…という時期ですが、ここ数年はまったくウキウキしないさくらんぼハウス。
気温の影響、強風の影響で花が上手く咲かなかったり受粉ができなかったりとさくらんぼにとっても厳しい環境で、薄く実る木を見上げ生産者も「これは…」とがっかりした表情です。

さくらんぼの木を見上げる参加者
担当理事からは、あいコープでは天童のさくらんぼギフトを長年取り扱い好評を得てきたこと、それがここ数年、収穫時期の難しさや、高品質で届けられる期間の短さ、収量の少なさでうまくお届けできていないこと、それが生産者を悩ませていることが伝えられました。
初めて見るさくらんぼの被害状況に、参加した組合員や職員は神妙な面持ちでした。
そんな中で届けられる天童のさくらんぼをありがたく食べます!と嬉しい声が寄せられています。
現地で感じる「食べる人」気持ちが、私たちの食卓を変える。
これからも皆さんで収穫までの悲喜こもごもを共有したいと思います。
(担当理事)

