活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

あいちゃん牧場からの便り

 本日よりはじまった【あい農・ゆう農 通信】。
 畑や牧場でどんなことが起こっているのか、日々成長していく様子などをお伝えできればと思います。

親豚・子豚
 田尻あいちゃん牧場は、開設して2年目を終わります。現在、牧場には15頭の親豚と約60頭の子豚が肥育されています。
 写真は、分娩室の様子です。出産近くなった親豚は、運動場に出られる母豚舎からここに移されます。約3坪の面積ですがゆっくりとお産をして離乳までの約1ケ月を子豚とともに過ごします。
 通常、母豚は種付けを終わると約半坪位のストールに入れられて出産します。それは管理がし易いことと母豚が生まれた子豚をつぶさないために入れられますが豚にはかなり自由が無くなることにもなっており、ストレスを与えることになっています。
 あいちゃん牧場では写真のように母豚が自由に行動出来るスペースを与え、子豚は左の柵の中で寝るような構造にしましたがやはり産後4~5日は授乳のために横になった時に子豚をつぶす事故も出てしまいました。品種改良?の結果、豚が大型化し自己の体重をコントロール出来ないところまで変えられているということです。そのため、止むを得ず、移動用のストールを置いて出産間際から1週間位は入れることにして子豚の安全を図っています。

牛
 牛は、現在、親牛が4頭、子牛が2頭、肥育牛が4頭います。写真は、あいちゃん牧場で生まれた3番目の子牛で、母牛につきまとっていた時の写真で今は半年になりました。
 今年の冬に生まれた2番目の子牛は、残念ながら事故で死亡しました。牛の世界は、かなりの実力主義です。母親は左で、最初に牧場にきてボスでしたが出産で上の牛舎に移されている間右側がボスになっていました。また、戻されると闘争?の結果、ボスに復帰し写真のように平和が訪れています。