天童果実同志会の片桐完一さんより、さくらんぼ・紅秀峰の様子について、報告がありました。
今年もさくらんぼの花が咲きはじめましたが、どうも様子がおかしいのです。
いつもなら満開になれば一面、白い花で真っ白になるのが、いつになっても花が少なく、物寂しい畑なのです。
4月初旬、季節外れの寒波が全国的に襲いましたが、天童でも朝方、強い霜がおりました。
当時気温はマイナス5℃、さくらんぼの品種「紅秀峰」はちょうど花をつくる段階。
強い寒さにあたったため、いざ花が開いてみると、花びらやおしべ、めしべ、がうまく形成されていない、奇形花となっていまいました。
これではうまく結実しないため、今年の「紅秀峰」の収穫はほとんど見込めません。
佐藤錦はかろうじて、霜の影響を免れた様子ですが、実際、実ってみないとわかりません。
残った花を大事に管理し、みなさんにお届けできるよう、育てていきます。
（花びら・おしべ・めしべがうまく形成されていない）
天童果実同志会 片桐完一
