NPO法人「ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議」の代表であり、弁護士の中下裕子氏をお迎えし、オンライン学習会を開催。39名の参加がありました。
中下裕子先生
中下裕子先生
始めに、これまでの日本の公害により制定されてきた環境法や、今の安全基準、環境基準、排出規制基準の問題点をお聞きしました。
バイオモニタリングの説明
バイオモニタリングの説明
次に、その問題点を解決するためには、バイオモニタリング制度で体内の汚染度を知ること、胎児や子ども、化学物質の影響を受けやすい人を守る法律をつくること、地域による汚染度の違いや災害発生した場合の有害化学物質対策が必要だということを教えて頂きました。
最後に、中下先生がおっしゃった「環境安全基本法の制定は私たちのためであるとともに、未来の子どもたちのためであり、今の私たちにしかできないこと。有害化学物質だらけの世界にしてしまったのは私たちだから、それが子どもたちに対する私たちの責任です」という言葉がとても心に響きました。
一人ひとりに出来ることは小さなことかもしれませんが、皆の力で有害化学物質のない未来へ向かっていきたい、そう思った学習会でした。
(担当理事)
