活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

7/16 仙台芭蕉菜のたねをつなごう

仙台芭蕉菜ってご存じですか?
かつては仙台で広く栽培され、漬物などで親しまれていたそうですが、今は販売されているのを見かけることはありませんね。

そんな芭蕉菜ですが、秋保ゆうきの会さんでは5、6年前から育てているそうです。春に花が咲いて種がなって刈り入れた状態のものをご提供いただきました。

秋保ゆうきの会・渡辺さんより種のお話

秋保ゆうきの会・渡辺さんより種のお話

簡単な説明ののち、みんなで種取り開始!カラカラに乾燥した鞘を代わりばんこに棒で叩いて種を鞘から出します。

叩くと鞘がはじけて種が飛び出します

叩くと鞘がはじけて種が飛び出します

次はザルにのせて振るうと、小さな小さな種が下に落ちます。

ざるでふるうと種だけ下に落ちます

ざるでふるうと種だけ下に落ちます

更にそれを集めて高いところから少しづつ落とす間にうちわで細かいゴミを吹き飛ばします。

上から落とし、うちわであおいでゴミを吹き飛ばします

上から落とし、うちわであおいでゴミを吹き飛ばします

みんなで一生懸命扇いであっという間にたくさんの種が取れました。

こんなに小さい芭蕉菜の種

こんなに小さい芭蕉菜の種

今、野菜の種の9割は海外から輸入されているとのこと。農家が種取りをすることは稀なこととなり、地域地域で育てられてきた伝統野菜は急速に消えつつあります。

秋保ゆうきの会渡辺さんからのお話が印象的でした。「肥料や農機具などは輸入できなくなっても代替えのものでなんとかなる。でも種が手に入らなくなったらどうしようもない。農家が種を持っているって大切なこと」と。

こんなにたくさんとれました!

こんなにたくさんとれました!

今回とった種は、一部皆さんにおうちで育てる用に持ちかえっていただきました。育てる人が増えて、将来定番の野菜として店先に並ぶ日が来るといいなぁと夢が膨らみます。

(担当理事)