2018年の種子法廃止に伴い、あいコープでは、種子を採る活動を通して「種子(たね)を採り、つなぐ」ことの意味を考える、たねまきプロジェクトを行っております。
今年度も、木枯らしが吹く秋保の畑で収穫の日を迎えることができました。
まず、たねまきプロジェクト開始からお世話になっている秋保ゆうきの会の渡辺さんから作業説明と小豆の原種である、藪つる小豆のお話しがありました。
縄文人が食べていたという藪つる小豆。何万回ものたねの選別を経て、今の小豆になってきたということです。
今年も収穫する量が多いため、手狩りチームと鎌で鞘ごと狩りとるチームに分かれ作業開始。
大人が大胆にバッサッバサと鎌で小豆の鞘を刈っている傍らで、子供たちは手で大切に鞘を刈り取っていました。
刈り取った小豆は、棒で叩き、足で踏んで鞘から小豆を出します。子供達も楽しみながら頑張ってくれました!
今度は、鞘から出た小豆とクズをふるいにかけ分ける作業。子供達の顔はキラキラ、大人も笑顔、それぞれ楽しんで作業されていました。
そして…子供達が毎年お決まりでやるのは、収穫した小豆に手を入れて感触を楽しむこと!こういう体験を通して子供たちは何を感じていたのでしょうか。
6年目になる丹波大納言小豆は、だんだん秋保の土地に馴染んできたのか、年々生育が良く、豊作になっていて、今年は12キロを収穫。無事に来年へ、たねを繋ぐことができます。
1月にはお楽しみのお汁粉会があります。みんなで1年の振返りと、たね用の小豆の選抜をしながら味わう、貴重な小豆で作るお汁粉が今から楽しみです。
(担当理事)