青葉B地区では、今年度交流を行なってきたマルト・高橋徳治商店の社長 高橋英雄さんをお招きして、マルトさん自慢のおでんを囲む交流会を開催しました。
まずは生協の仕組み、あいコープの「仲間作り」の取り組みの話しの後は、マルト社長よりお話を伺いました。
マルト・高橋徳治商店の社長・高橋英雄さんのお話
東日本大震災では、当時石巻の工場は津波に襲われ、壊滅状態となりました。
「もう商いはあきらめようか」と考えたこともありましたが、取引きのあった全国の生協やたくさんのボランティアの方に助けて頂いたことで「もう1度やってみよう。」と立ち上がる決心がついたとおっしゃっていました。
震災はたくさんのモノを奪いましたが、気付かされたことも多くあり、「この震災を忘れることなく、今後どのような生き方をしていくか。未来に向かう糧にして行ければ」と力強いメッセージを伝えて下さいました。
その心意気が、無添加で妥協のない商品を生み出していけるのだと感じる、温かいお話でした。
今回、みなさんに食べて頂くおでんは、マルトさん直伝のスープと、そのスープをベースにトマトとカレー味のアレンジスープも用意しました。
実際に出汁からスープを作ってみます。「こんなに削り節を入れるなんて、贅沢」
たっぷりの昆布&削り節で贅沢に出汁をとるデモンストレーション、社長さんにも練り物を投入するタイミングや味付けをレクチャーして頂きながら、出来上がったおでんを美味しく、楽しく頂きました。
調理しながら会話もはずみます。
おでんの大根の皮や葉っぱはきんぴらや漬け物に、昆布と削り節もふりかけや佃煮にして、余すところなく頂きます。
本日のこんだて
参加者の感想を紹介します。
「マルトさんのお話はとても深く、まだまだ聞きたいと思いました。」
「印象に残ったのはマルトさんのお話。おでんも、みなさんの気持ちも入っていて勿論おいしかったです。」
みなさん、ありがとうございました。
(担当理事)