活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

5/24 畜産学習会

5/24(火)エルパーク仙台で畜産学習会が行われました。
前半は『日本農業における畜産の位置づけと役割』と題して仙台出身であられ、現在は農的デザイン研究所代表の蔦谷栄一先生に講演をしていただきました。

畜産学習会

欧米諸国の高い食糧自給率と比べて、稲作文化圏(日本・中国・韓国・台湾など)の食料自給率が下がっており、食生活の洋風化が進んでいることをご指摘されました。
そして日本の畜産は輸入飼料に依存し、小さな枠の中で飼われている危機的状況にあることとその問題点をお話され、農業問題の裏にあるものは実は畜産の問題だということを教えていただきました。

蔦谷栄一先生
蔦谷栄一先生

蔦谷先生がお考えになる畜産の本来のあべき姿は、あいコープが行っている地域循環型の、畜産を含めた農業とアニマルウェルフェア(動物福祉)や放牧であり、それらが現在の危機的状況からの脱出だということをお話しされました。

『1割の消費者が関心を示すことで社会を変え農を守ることにつながる』
『我々の命、土の命を大切にすることが重要』
というメッセージをいただきました。

その後は『のら牛プロジェクト』の報告と、2グループに分かれてのグループトークの時間です。

花たまご、のら牛、じもとん生産者せいぞろい
花たまご、のら牛、じもとん生産者

これから『のら牛プロジェクト』に携わって下さる小野寺實彦さん(牛の肥育農家)、日向一郎さん(じもとん生産者)今野真樹さん(田尻あいちゃん牧場勤務)を囲んだ1グループ、また花たまごでおなじみ花兄園の大須賀木さん、裕さんを囲んだグループに分かれて、現状や大切にしていること、今後の展開をお話しいただき、最後は会場みんなでお互いのグループトークをシェアしました。

グループトーク田尻エコ畜産チーム・のら牛プロジェクトを熱く語る小野寺さん
熱く語る小野寺さん

グループトーク花兄園チーム・花たまごのこだわりを伝える大須賀さん親子
こだわりを伝える大須賀さん親子

米・野菜も畜肉や卵も『生きた命』をいただいて私たちの血肉になっているわけですから、感謝を忘れないとともに、あいコープ生産者が行っている循環型の食べ物づくりを応援して、多くの組合員さんに知っていただきたいと思いました!
ご参加くださった皆さまありがとうございました!!

(担当理事)