活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

9/17 安定ヨウ素剤配布会

一昨年から始まった安定ヨウ素剤配布会も今回で3回目。今年は9月17日にリフノス利府町公民館にて開催しました。

昨年までコロナ対応で郵送でのお渡しも行っていましたが、本当はしっかり問診をして直にお渡ししたい、と会場のみで実施しました。
当日は医師より原発の事、事故が起こったらどんな行動をとったらいいか、安定ヨウ素剤の服用方法などをお話いただきました。

身を守るためにどうすべきか、医師からのお話を聞く参加者

身を守るためにどうすべきか、医師からのお話を聞く参加者

安定ヨウ素剤は被ばくする24時間前に服用して甲状腺をヨウ素で満たし、放射性ヨウ素が溜るのを防ぐことで効果を発揮します。だから手元に置いていざという時にはすぐに服用できることが大事とのことでした。

市町村では原発から半径5km以内の方にしか事前配布を行っていません。事故時は5kmどころか100㎞先までも飛んでいくのですから距離にかかわらず希望者には事前配布をしてほしいと思います。

一人ひとりの質問に医師が丁寧に答えてくれました。

一人ひとりの質問に医師が丁寧に答えてくれました。

お話の後は個別に問診を受けていただき、質問がある方もその場で回答してもらうことで安心して持ち帰っていただくことができました。

小さいお子様がいる方の参加も多く、「こんな薬が必要がないように原発がなくなるといいですよね」と声をかけるとみなさん頷いていらっしゃいました。

服用しなければいけない日が来ませんように。

服用しなければいけない日が来ませんように。

女川原発再稼働が2024年2月に迫る中、出来うる備えをするとともに、まだまだ諦めず再稼働を止めるためにできることをしていきたいと思った一日でした。

(担当理事)