活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

果樹園で剪定(せんてい)作業が始まる!

 2月になると、ほとんどの果樹園で剪定(せんてい)作業が始まっています。
雪の多い山形の天童のりんご園でも、雪が積もっている中、剪定作業が行なわれています。

 21日に、[もも]の生産者である角田の佐藤準一さんの圃場で、剪定作業の講習会が行なわれました。
果樹園で剪定(せんてい)作業が始まる

 左側は、講習会で指導員さんが剪定する前の写真です。
右は(一見、何の変哲もない枯れ木のように見えますが…)、指導員さんが剪定した一枝です。
枝を見比べると、如何に枝が切り落とされているかが分かると思います。

 写真では分かりませんが、切り落とされた枝には、花芽や葉芽がびっしり!(@0@)!
 「こんなに切っちゃって、大丈夫!?」と心配するほどです。

 果物の種類によっても、また、品種によっても、また圃場の条件によっても整枝・剪定の方法は違ってくるので、
せん定作業は「個人技」に近いものになっているようです!

剪定作業は、その年の収量や果実品質に大きな影響を与える、重要な作業です。
剪定の目的は…
・「採光・通風・作業性」を良くする
・樹形を整え、樹勢を調節する
などです。
秋に行なうこともありますが、春を迎える前の作業になります。

 もう少し季節が進んで…

 春を迎え、つぼみが大きくなると、今度は摘蕾・摘花の作業になります。

 [もも]は花芽分化(植物が実をつけるために、花になる芽を作ること)が良く、
開花数が非常に多いので、開花したうちのたった5%で、十分な量の実をつけることができます。
 甘い大きな[もも]に育てるためには、多くの実をならせるのではなく、
実を減らして、養分が(人間にとって)無駄に分散しないようにします。