活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

不耕起栽・湛水田(吉武実験田)の稲刈りをしました

 10月半ばから数回に分けて、湛水不耕起の実験田の稲刈りを行いました!

稲刈り
 上の写真はササニシキの稲刈りですが、田んぼのぬかるみがひどくバインダーが泥で動けなくなるので、やむなく、手刈りをしているところです。
 この田んぼは田植え時に半不耕起にしたためか、かえって雑草がかなりはえてしまいましたが(T_T)、無農薬でも何とか実りました(^0^)!
 たくさんの蛙とクモがいましたがイナゴは少なかった印象です。ヤモリを見つけた人もいます。どじょうは見つけられませんでした。

はさがけ
 田んぼのなかでは足場が悪く、稲を結べないので、刈り取った稲を畦まで運んでそこで束ねて写真のように「はさがけ」にしました。
 「はさがけ」とは米の伝統的な自然乾燥のひとつの形態ですが、地方によって異なるようです。宮城県は1本の棒にみの虫型にかけていく「棒がけ」が多いようです。
 ・布団干し型の「はさがけ」は南部藩
 ・みの虫型の「棒がけ」は伊達藩
 …という伝統があったとのことです。
 作る手間からみれば「はさがけ」の方が大変ですが、稲の乾燥からみれば、「棒がけ」よりも「はさがけ」の方が良く乾燥するような感じです。「棒がけ」は稲の掛け直しをして乾燥させることもあります。

脱穀
 次は、乾燥した稲をハーベスターにかけて脱穀します。
 これは機械を利用出来ましたので短時間で出来ました。写真のように、左から稲の穂先の方を入れると脱穀され手前の袋のなかにもみ米が入ってきます。

 ササニシキは約30キロの袋が24袋出来ました。玄米にして500キロ以上は取れるのでと皮算用しています。反当たりにすると6俵位になるのでは?もち米は28袋出来ましたが詰め込んでいないのでササニシキと同じくらいでした。

 なんとか収穫までこぎつけましたが、問題は収穫時までに田んぼを如何に乾かすかでした。