活動報告ブログ いきいき!産地つうしん | あいコープみやぎ

稲の生育状況その2

 今日は、ポット苗(※1)を手植え(※2)をした、吉武さんの不耕起栽・湛水田の稲の生育状況についてのご報告。

(※1)ポット苗を作る様子 … [冬季湛水・不耕起栽培の田んぼで手植えの田植え(2011.5.20)]
(※2)手植えの様子 … [6/11 湛水不耕起田で田植えをしました(2011.6.15)]

 不耕起栽・湛水田では、8月上旬に出穂が始まりました。

 田んぼは上下の2枚あるのですが、下の田んぼは[稲の生育状況と草取り(2011.7.11)]にも書いたように、大量の”ほたるい”(雑草)が出ていました。7/30の作業でも、”こなぎ”(雑草)を全部取りきることは出来ず、しかも、肥料は昨年秋に鶏糞を散布しただけなので、稲が雑草に負けてしまわないか、心配していたのです…
不耕起栽・湛水田
 ↑8/12の田んぼの状況です!
 私達の心配をよそに、元気に穂が出ました!
 先月までは、ほとんど一本植えで田植えをしたので、みすぼらしい田んぼでしたが、今はご覧の通り、分けつも進み、他の田んぼに見劣りも少なくなりました。

 上のもち米田んぼは、除草をすることなく不耕起・湛水の実験が出来そうです。

 1年中湛水のままであれば、水生動物にとって好ましい環境になり、さらに、雑草の発生も抑えられそうです。(その代り、田んぼの作業はぬかるみで大変になっていますけど…)

 次は、[稲の直播が行われました(2011.5.16)]に書いた、小牛田の直播きの飼料稲の生育状況です。
直播きの飼料稲慣行栽培
 左が直播きの飼料稲です。まだ、出穂はしていませんが、分けつは進んであり、茎もかなり太く順調に生育しています。
 右が、隣の慣行栽培の田んぼで、直播きの飼料稲と同じ日に田植えしました。現在、この稲は、ほとんど出穂しており、まだ差はありますね…。
 それでも、当初から比べれば差は小さくなってきています。それに、飼料米の特徴が出てきているようで、多収穫が期待されます。
 直播きは農作業を平準化出来ますし、育苗の手間がかからないので、飼料用には優れた栽培方法になると思われます。

 さて、収穫はどの位になるのか?
 まだ分かりませんね…