共生会 | あいコープみやぎ

(株)おきたま興農舎

 「おきたま興農舎」は、農薬や化学肥料の多用が続き、離農する農家が増えてきたことに農村崩壊の危機感を抱いた置賜地方の農家11名が1989年に設立した農家グループです。
 1998年に事務局を「株式会社おきたま興農舎」として法人化し、「美味さが安全」をモットーに、現在100戸以上の契約栽培農家(作物別で米80戸、野菜24戸、果物30戸)が、農薬に頼らず健全な土作りによって作物本来の“美味さ”を作り育て、理念を共有する皆さんと提携を進めています。

 お米は生産者各自の創意工夫と努力により、有機・無農薬または初期除草剤のみで栽培しています。田には毎年地元産粘土鉱物を施し、肥料成分の過不足をコントロールして健康な稲を育て、新米の美味さはもちろん年間通して“美味さの落ちない”米作りを目指しています。専用のライスセンターと精米施設も併設し、栽培から消費者の皆さんに届ける袋詰めまで一貫して管理しています。

(無農薬栽培に使っている真鴨)
おきたま興農舎
 野菜は20品目以上を無農薬・無化学肥料栽培で作っています。地域性のある多様な“美味さ”を守るため、多くのGMOフリーゾーンで「おかひじき」や「山形赤根ほうれん草」をはじめ、遺伝子組み換え作物とは対極的な“在来野菜”の無農薬栽培にも取り組んでいます。

(左:山形赤根ホウレン草 右:おかひじき)

 果物は「すもも」から「さくらんぼ」、「ぶどう」、「洋梨」や「りんご」など年間通して季節の実りをお届けしています。選択肢を狭めるリスクを負いつつも環境ホルモンや発がん性などの危険性のある農薬は使用せず、質の高い減農薬栽培に取り組み、より安心して“美味さ”を味わってもらえるよう努めています。
 また冬場を中心に契約栽培のお米や青大豆などを使った加工品の製造も行っています。特に「白芒(しろのげ)もち」は江戸時代から伝わる在来種のもち米で、地元の農家で代々作り続けられていた種を譲り受け、無農薬で栽培を増やしてきたものです。収量も上がらず非常に作りにくいのですが餅の美味さは格別で、おきたま興農舎自慢の逸品です。
 理念を共有する仲間として、これからもよろしくお願いいたします。

ホームページ
http://y-umaiya.com/
Facebook
https://www.facebook.com/kounousha/

所在地
山形県東置賜郡高畠町大字露藤85

主な生産品
有機・無農薬・減農薬米、無農薬野菜、減農薬果物、米・大豆加工品

提携商品
茎立菜、葉ねぎ、おかひじき、枝豆、もってのほか、日本ほうれん草(山形赤根)、など

(枝豆生産者)

(南陽市野菜農家)